Category Archives: 共催イベント

第10回研究会

ART議連第21回総会報告内容に関する勉強会

「女性市民の会(仮)」との共催として

開催日時:2023年2月25日19:00-21:00

報告者:柳原良江(代理出産を問い直す会代表)

形態:Zoomによるオンライン。

参加者:代理出産を問い直す会関係者、「女性市民の会(仮)」関係者(クローズドでの実施)

報告概要

2023年2月9日に実施された「生殖補助医療のあり方を考える議員連盟」第21回総会では、60歳で米国の商業代理出産を利用した依頼者による事例報告がなされた。 この勉強会では、本報告事例がリアルに示す、グローバル化した商業代理出産の現状について、学術的な問題点を分析のうえ説明した。論点は以下の通りである。

  •  アメリカの商業代理出産の歴史と現状
  • 日本におけるあっせん業者の歴史や値段帯
  • 代理出産利用者層の変遷
  • 代理出産肯定論における言説の変遷
  • 商業代理出産における「ボランティア」の現状とレトリック構造
  • イスラエルやインドを資本とする代理出産あっせん業者の状況

当日スライド表紙

シンポジウム後援 生殖細胞および受精卵のゲノム編集と私たちの未来 -コンセンサスのあり方を問う-

2019年10月6日(木)成城大学において、当会も後援団体に加わった下記イベントが実施されました。(終了しました)


科学技術社会論学会シンポジウム

生殖細胞および受精卵のゲノム編集と私たちの未来
-コンセンサスのあり方を問う-
(リンクはこちら

代表の柳原はシンポジウムの企画委員としてオーガナイズと運営に携わりました。当日は盛況のうちに終了しました。参加して下さった方々にお礼申し上げます。

これまで受精卵や胚の社会的地位は、ヒト胚を用いる研究のあり方や、胚の尊厳に対する抽象的な概念から議論されることが多くありましたが、それらが実際に「人」になる事態が現実化した今、受精卵・ヒト胚に関する問題は、もはや実験室に留まることなく、代理出産をはじめ「第三者の関わる生殖技術」と接続される段階に及んだと言えるでしょう。これらの問題についても、当会で議論していく必要性を感じています。(文責:柳原)

共催イベント〈科学と社会シンポジウム〉

Fear, Wonder, and Science:リプロダクティブ・バイオテクノロジー新時代における科学と社会

日程:2018年3月2日(金)17:30~20:30 (開場17:00) ★終了しました

場所:東京ウィメンズプラザ/ホール(表参道)→場所のリンク

概要:
昨年夏に刊行された生殖技術に関する一般向け書籍『Fear, Wonder, and Science in the New Age of Reproductive Biotechnology』(生殖テクノロジー新時代の不安、驚異、科学)。発生生物学者・科学史家の著者2名によるレクチャーを通し、発生生物学最新の知見からみた生殖医療の現状と、これに関連する社会的課題を議論します。

プログラム

  • 講演1:スコット・ギルバート
    (アメリカ・スワースモア大学、フィンランド・ヘルシンキ大学)
  • 講演2:クララ・ピント-コレイア(ポルトガル・ルソフォナ大学)
  • 日本の生殖医療の歴史と現状報告:鈴木良子(フィンレージの会)報告内容
  • コメンテーター:柘植あづみ(明治学院大学)、Chia-Ling Wu(台湾大学)

*入場無料・参加申込み不要
*同時通訳あり(レシーバー使用:先着100名)

共催

  • 代理出産を問い直す会
  • 総合研究大学院大学先導科学研究科「科学と社会」分野
    協力
  • 東京大学情報学環佐倉研究室

お問い合わせ

総研大・水島 mizushima_nozomi★soken.ac.jp(★を@に変えて下さい)
Facebook: https://www.facebook.com/Fearwondersympo


翌3/3(土)14時から、総研大主催のイベントとして、東京駅近辺にて、クララ・ピント-コレイア先生の単独セミナーも実施します(定員20名)。詳しくは上記問合わせ先まで。

【印刷用チラシ】