医学関連の国際機関

  • 国連

2018年3月に国際連合人権理事会において、代理出産と子供の売買に関する議論が行された。その記事はこちら

この議論では特別報告者の意見に基づいて,代理出産の普及が子供を商品化の危険に晒すと警告している.報告書のリンクはこちらから。

  • イスタンブール宣言(臓器取引と移植ツーリズムに関するイスタンブール宣言)

宣言のサイト(英語) 宣言日本語版 2008年 2018年

日本では臓器移植を推進する宣言として解釈されがちだが、本宣言の論点は、臓器移植の是非や推進ではなく、不正な臓器取引の根絶にある。本宣言では、他国民が自国民の移植機会を奪う「移植ツーリズム」を明確に「非倫理的」と論じている。

イスタンブール宣言の存在は、たとえ代理出産や卵子提供といった方法が日本で合法化されたとしても、米国人女性やロシア人女性、ウクライナ人女性など外国人を利用する現行の「生殖ツーリズム」は正当化できないことを示すことになろう。

  • ESHRE (European Society of Human Reproduction and Embryology)

学会のサイト 本学会の代理出産に関するレポート

「最終的手段」としての代理出産は受け入れられるとするが、商業化には反対。

  • FIGO(The International Federation of Gynecology and Obstetrics)

連盟のサイト 日本産科婦人科学会も参加。

インドの代理出産について上記 ESHREとの合同声明を発表している。こちら

FIGOによる2007年の代理出産に対するガイドラインのテキストはこちらから読める。