第1回公開研究会

  • 日時:2009年9月12日(土)13:00~15:30(開場12:30)
  • 場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館214教室  地図
  • 報告者:大野和基(国際ジャーナリスト)
    大野さんは、長らくアメリカにおける代理懐胎の状況を取材されており、 依頼者側の意見や希望が多く伝えられがちな日本のマス・メディアで、 早くから代理懐胎の抱える問題や葛藤について報告なさってきました。 今年5月には集英社より『代理出産–生殖ビジネスと命の尊厳』を出版されています。

通常は研究者のみのクローズドな会としておりますが、一般の方にも多くご参加頂きるよう、公開研究会として実施しました。

大野氏は、ご自身が代理懐胎の取材を始めたきっかけをお話になったのち、長年の取材に基づく豊富な資料に基づいたアメリカの代理懐胎の現場に関しご報告なさいました。その後、柳原がアメリカにおける代理懐胎の歴史について、説明を兼ねてコメントした上で、1時間のフロアディスカッションが実施されました。当日は大学院生や医療従事者、マスコミ関係者など幅広い分野の方がご参加下さったこともあり、様々な視点による意見が交わされました。数多くの質問が寄せられたため、ディスカッションの時間を延長し、会は盛況の内に終わりました。


大野氏ご講演


柳原によるコメント


終了後のサイン会