第3回研究会

  • 日時: 2010年2月5日(金) 18:00~21:00
  • 場所: 東京大学多分野交流演習室(赤門総合研究棟845)
  • 報告者: 「非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ」会員
  • 報告内容
    第三者の関わる生殖技術の問題点–生まれた子どもの立場からの意見
    AID(非配偶者間人工授精)で生まれた当事者の方より、第三者が介在する形で生まれた事に関する子どものご経験についてご報告頂くとともに、精子提供だけでなく卵提供や代理懐胎も含めた第三者の関わる生殖技術が孕む問題全般に関し、生まれた当事者からの考えをお話しして頂きました。発表では、まずAIDの歴史の説明後ご自身の体験をお話になった上で、生殖技術のあり方に関する問題点を指摘なさいました。貧困を含む労働問題との結びつきにも触れられるなど、トピックの範囲は多岐にわたりました。後半のディスカッションでは、参加者から、当事者の体験についてより深い質問がなされると共に、産科医の動機や精子提供者のあり方など、現場の状況に対する意見も交わされました。
  • 参考サイト
    非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ
    第三者の関わる生殖技術について考える会