Category Archives: 参考文献

世界の代理出産反対運動

  • Stop Surrogacy Now

フェミニストを含め、代理出産当事者や宗教関係者など多様な人々が参加する国際的な代理出産反対キャンペーン。活動の拠点は米国。本キャンペーンのサイトはこちら。本会の代表が翻訳した日本語版も掲載されている。キャンペーンの日本語名は「今こそSTOP!代理出産」。

  • No maternity traffic

ヨーロッパの国際的代理出産反対運動。サイトはこちら。会の前身は“International Union for the Abolition of Surrogacy(代理出産廃止のための国際連合)” サイト内に代理出産の問題についてまとめた資料あり。たとえばこれとかこれ

  • FINRRAGE (Feminist International Network of Resistance to Reproductive and Genetic Engineering) 

生殖および遺伝子工学に抵抗するフェミニストの国際ネットワーク。日本の「フィンレージの会」は別団体。 リンク

  • COLLECTIF POUR LE RESPECT DE LA PERSONNE(CoRP)

フランスの代理出産反対団体 リンク

同団体による映像「代理出産:代理母は何を経験するのか?」ではアニメーションと共に具体的な説明がなされている。(英語字幕)

  • Feministas Mexicanas contra Vientres de Alquiler – Femmva

メキシコのフェミニストによる代理出産反対団体 リンク

「代理出産を拒否するフェミニスト」。スウェーデンの女性団体。リンク

  • Feminist International Network:Against Artificial Reproduction Gender Ideology Transhumanism

イタリア「生殖技術 ジェンダーイデオロギー トランスヒューマニズムに反対するフェミニスト国際ネットワーク」リンク

 

医学関連の国際機関

  • 国連

2018年3月に国際連合人権理事会において、代理出産と子供の売買に関する議論が行された。その記事はこちら

この議論では特別報告者の意見に基づいて,代理出産の普及が子供を商品化の危険に晒すと警告している.報告書のリンクはこちらから。

  • イスタンブール宣言(臓器取引と移植ツーリズムに関するイスタンブール宣言)

宣言のサイト(英語) 宣言日本語版 2008年 2018年

日本では臓器移植を推進する宣言として解釈されがちだが、本宣言の論点は、臓器移植の是非や推進ではなく、不正な臓器取引の根絶にある。本宣言では、他国民が自国民の移植機会を奪う「移植ツーリズム」を明確に「非倫理的」と論じている。

イスタンブール宣言の存在は、たとえ代理出産や卵子提供といった方法が日本で合法化されたとしても、米国人女性やロシア人女性、ウクライナ人女性など外国人を利用する現行の「生殖ツーリズム」は正当化できないことを示すことになろう。

  • ESHRE (European Society of Human Reproduction and Embryology)

学会のサイト 本学会の代理出産に関するレポート

「最終的手段」としての代理出産は受け入れられるとするが、商業化には反対。

  • FIGO(The International Federation of Gynecology and Obstetrics)

連盟のサイト 日本産科婦人科学会も参加。

インドの代理出産について上記 ESHREとの合同声明を発表している。こちら

FIGOによる2007年の代理出産に対するガイドラインのテキストはこちらから読める。

海外の論客

*書籍のタイトルについて、既存の日本語訳書のないものについては、暫定的な日本語訳を宛てています。意訳も含まれます。

代理出産反対派

  • Andrea Dworkin
    1946年生まれ米国人。最も先鋭的なフェミニストとして知られていた。詳しくは英語のWikiを(こちら)。性と暴力、女性の身体の関係性について生涯にわたり論じてきた。

    代理出産に関する主な書籍:Dworkin, A. (1982). Right-Wing Women. PERIGEE.
    本書でドゥオーキンは代理出産を、新たな形の売春と捉えている。同様の議論はCorea、Spalloneなど、80年代に他のフェミニストにも共有される。昨今ではEkmanが同様の論点で批判している。

  • Gena Corea
    米国人フェミニスト。本人によるウェブサイトはこちら。ただし情報量は少なめ。Corea, G. (1985). The Mother Machine. New York: Harper & Row.
    日本語版あり。『マザー・マシン――知られざる生殖技術の実態』。
  • Rita Arditti
    米国人フェミニスト。生物学者。1934年生まれ。追悼ウェブサイトはこちら。
  • Patricia Spallone
    英国人フェミニスト。York Reproductive Rights Campaign とFINRRAGEのメンバー。かつてメディカルスクールで生化学者として働いていた。

代理出産に関する主な書籍:Spallone, P. (1989). Beyond conception: the new policies of reproduction. Basingstoke: Macmillan.(妊娠の向こう:生殖の新たなポリシー)。この著書に関する記事はこちら。IVFの現場が女性を人間として扱っていない現状、新優生学の台頭を批判。

  • Renate Klein
    1945年生まれオーストラリア人フェミニスト。元大学教員。Kleinに関する英語のWikiはこちら

代理出産に関する主な書籍:Klein, R. (2017). Surrogacy: a human rights violation. North Geelong, Victoria: Spinifex Press.(代理出産ーー人権侵害)

同書に関する記事はこちら

実際の代理母たちの声を纏めた共編著がある。Jennifer Lahl, Melinda Tankard Reist, Renate Klein (eds). (2019). Broken bonds: surrogate mothers speak out. Spinifex.(壊れた絆ーー代理母が語る)本書では、米国、英国、カナダ、オーストラリア、インド、ルーマニア、ハンガリー、ジョージア、ロシアの代理母と卵子提供者が自らの経験を語っている。

  • Kajsa Ekman
    1980年ストックホルム生まれのスウェーデン人ジャーナリスト。「代理出産に反対するフェミニスト(Feminists Against Surrogacy)」のメンバー。

代理出産に関する書籍:Ekman, K. E. (2014). Being and being bought: prostitution, surrogacy and the split self. North Melbourne, Victoria: Spinifex Press.(在ることそして成らされること:売春、代理出産、自己の分裂)リンク:米国のアマゾン

代理出産に関する記事:Surrogacy, Reproductive Prostitution and Child Trafficking(代理出産、生殖売春、そして子供の売買)リンク

  • Sheela Saravanan
    インド人フェミニスト。インド国内の大学で修士号を取得したのち、オーストラリアでPh.Dを取得。2007年よりドイツの大学でPDを経て、2020年よりインド国内で大学教員。代理出産に関する書籍:Saravanan S. (2018). A transnational feminist view of surrogacy biomarkets in India. Singapore: Springer.インドの代理母に関する調査、その結果をフェミニズムの文脈で分析。後述するRagonéに代表される擁護論をポストコロニアル理論に沿った”rescue narrative”として批判。

代理出産擁護派・推進派

  • Helena Ragoné
    1991年ブラウン大学卒。同大学でPh.D 取得。大学教員。文化人類学者。本人のウエブサイトはこちら。代理出産に関する書籍:Ragoné, H. (1994). Surrogate motherhood: Conception in the heart. Boulder, CO: Westview Press (代理母ーー心に孕むもの)同書では、インドにおけるフィールドワークの結果を元に、代理母の置かれた環境と彼女たちの考え方を分析している。代理出産を推進するものではないが、当事者の取り組みを女性の助け合い、女性のエンパワーメントとして評価している。この発想はインド人フェミニストのSaravananにより批判されている。

市民圏(The Civil Sphere)

 

基本となる文献はAlexanderの下記の本。

  • Jeffery C. Alexander, 2006, “The Civil Sphere”, Oxford University Press, New York.

日本語で最も詳しい論文は下記

  • 兼子諭、2014、「公共圏論のパースペクティブの刷新ーーアレグザンダー「市民圏」論の検討をもとにーー」、『社会学評論』、65(3)、pp.360-373.

フランスの現状と背景

2016年時点

1994 年の生命倫理法により、「他者のための妊娠 la gestation pour compte d’autrui(代理出 産)」に関わる契約は無効(民法典)、代理出産を依頼したい人と代理母になろうとする人を仲介 する行為には刑罰が課される(刑法典)。代理出産が認められないのは、人の身分(ある母親の子 どもであるということ)や人体を当事者が勝手にやり取りすることは公序に反するという理由である。これらの規定は一定の歯止めとなっていると思われるが、代理出産してもらいたい人々の一部は、 代理出産できる国─―裁判例からはアメリカ合衆国、インド、ロシア、ウクライナなど─̶で行ってい るようだ。最近まで、外国でフランス人が依頼した代理出産によって生まれた子どもと依頼した人と の親子関係は、帰国後認められてこなかった。依頼者を親とする現地の出生証書を国内の身分 登記簿に転記することや、養子縁組ができなかったのだ。しかし、2014年に欧州人権裁判所が、フランスは子どもの私生活を尊重する権利を侵害していると判断し、この判決を受けて、2015 年に 破毀院(最高裁に相当)は、ロシアでの代理出産で生まれた子と依頼男性の父子関係を認めてい る。外国での代理出産がしやすくなったと受け止められることが懸念される。

参考文献

  • 小門穂、2015、『フランスの生命倫理法 生殖医療の用いられ方』、ナカニシヤ出版。

代理出産に関する文献

生殖技術の概況

  • 神里彩子・成澤光(編)、2008、『生殖補助医療:生命倫理と法―基本資料集3』、信山社。主要な国の法整備やその経緯について書かれている。現行法の資料としては古くなりつつあるが、各国の法整備に関する歴史的事項の基本的な把握にはとても有益。

国際的な論考

アメリカ合衆国

  • 荻野美穂、2009、「代理出産の意味するもの」、『日本学報』、第28号、大阪大学大学院文学研究科日本学研究室。アメリカのフェミニズムにおける代理出産の認識枠組みを説明。
  • ケイン,エリザベス., 落合 恵子 (訳)、1993、『バースマザー ある代理母の手記』、共同通信社。(=Elizabeth Kane, 1988, “Birth Mother: The Story of America’s First Legal Surrogate Mother”, Harcourt Brace Jovanovich.)全米初の代理母としてメディアに登場し,代理出産のキャンペーンを行ったエリザベス・ケインの手記。周囲に代理出産ビジネスの広告塔として扱われた経緯や、出産後に,自らの代理出産を後悔した経緯が述べられる。ベビーM事件をきっかけに「代理母に反対する全米連合」に参加,代理出産禁止運動に身を投じる。なお本件に関するNYTimesの記事はここから閲覧できる。
  • チェスラー、, 佐藤雅彦(訳)、1993、『代理母:ベビーM事件の教訓』、平凡社。(=Chesler, Phyllis., 1988, ”Sacred Bond: The Legacy of Baby M”, Crown.) ベビーM事件の詳細な経緯を説明。
  • Anita L. Allen, “The Socio-Economic Struggle for Equality
    THE BLACK SURROGATE MOTHER”  Harvard BlackLetter Journal
    Spring, 1991 Johnson vs. Calvert 事件に関するコメント。黒人代理母が白人の子を産む点で奴隷制度との類比。ここから閲覧可能。
  • スパー、デボラ・L、椎野敦(訳)、2006、『ベビー・ビジネス』、ランダムハウス講談社。(=Spar, Debora L., 2006, ”The Baby Business: How Money, Science, and Politics Drive the Commerce of Conception” Harvard Business Press.) 米国の生殖技術マーケットの現状を中心に経済学者の視点から説明。1990年代以降、体外受精型が普及して確立した代理出産マーケットの概況を説明。現在の生殖技術マーケットの基本形が把握できる。
  • Markens, Suzan., 2007, “Surrogate Motherhood: and the Politics of Reproduction”, University of California Press. 米国の代理出産に関する政治的言説を丁寧に追い、米国内における代理出産の認識枠組みが説明される。これを読むと、日本で繰り返された代理出産言説の一部が、ほぼ米国からの輸入である事が分かる。しかし他方で日本には輸入されなかった、或いは無視された言説もあり、文化的な違いが見えるのは興味深い。
  • Charles P. Kindregan, Jr., Maureen McBrien, 2006, “Assisted Reproductive Technology: A Lawyer’s Guide to Emerging Law and Science”, American Bar Association. 2000年代前半までのアメリカの生殖技術に関する法的問題を整理した本。アメリカ国内の著名な事件の概要も解説されている。また巻末のIndexを用いて米語圏の語法を確認できる。

イギリス

  • Mulkay, Michael, 1997, “The Embryo Research Debate: Science and the Politics of Reproduction”, Cambridge University Press. IVF発明後のイギリスの議論を追った本。Warnock report への反応や胚研究に関する政治、文化的側面について。人間の生殖技術に関する問題が取り上げられる際の特徴は、この時期からかわりない様に思える。

フランス

  • 小門穂、2015、『フランスの生命倫理法 生殖医療の用いられ方』、ナカニシヤ出版。フランスの状況を把握する上で基本的な一冊。

ドイツ

  • 小椋宗一郎、2020、『生命をめぐる葛藤』、生活書院。妊娠中絶を始め、妊娠に関するドイツの状況を説明。代理出産についての章もあり。筆者は本会設立者の一人。

インド

  • Sheela Saravanan, 2018.A Transnational Feminist View of Surrogacy Biomarkets in India, Springer 著者についてはこちらを参照。

東アジア

  • 渕上恭子、2008、「「シバジ」考――韓国朝鮮における代理母出産の民族学的研究――」、『哲学』、119号、三田哲学会。韓国朝鮮において貴族が実施していた代理母制度「シバジ」の説明。近代化以降廃止された。
  • 柳原良江、2011、「代理出産における倫理的問題のありか一その歴史と展開の分析から一」、『生命倫理』21号、12-21頁。東アジアの古典的代理出産の説明。渕上恭子さんの「シバジ」に関する議論の紹介、中国の典妻、祖妻、日本の妾奉公など、かつて東アジアに存在した、子供を得る目的で女性を貸し借りする制度の説明。
  • 柳原良江、2015、「収奪と利益が絡み合う卵子提供ビジネス──使い捨てられる女性たち──」、『世界』、岩波書店。アメリカの卵子提供の現状を中心に、海外での日本人による卵子売買について。卵子提供において、卵子売買市場で明らかにされてこなかった健康リスクの可能性や、日本と米国の卵子提供の値段の違いなど。
  • Yoshie YANAGIHARA, 2019, ”What Constitutes Autonomy” in the Japanese Civil Sphere?: The Struggle over Surrogacy”, Jeffrey C. Alexander, David A. Palmer, Sunwoong Park and Agnes Shuk-mei Ku (Eds). The Civil Sphere in East Asia. Cambridge:Cambridge University Press. pp.213-233. 2000年代前半に生じた援助交際肯定論で「性的自己決定権」をキーワードに女性の商品化が進んだことにより、代理出産が日本に受容されていく文化的地ならしが行われた経緯を説明。(この内容の一部をまとめ直し、2021, ”Towards the Abolition of Surrogate Motherhood”に掲載)

「代理出産」に対する理論的分析

  • 柳原良江、2019、「代理出産というビジネス―― 経緯・現状とそれを支える文化構造」、『科学技術社会論研究』, 第17号. 79-92頁。商業化の現状と構造について説明。
  • 柳原良江, 2020, 「生殖技術における生政治の作動――その権力構造と議論に表れた概念配置の分析」、『科学技術社会論研究』、第18号、179-191頁。フーコーの生政治論を用いて、特定の階層の人に対しては女性の身体利用が免責される文化構造について分析。
  • Yoshie YANAGIHARA, 2020, “Reconstructing feminist perspectives of women’s bodies using a globalized view: The changing surrogacy market in Japan”, Bioethics, Volume 34, Issue 6. 570-577. June 2020. 日本では南アジア・東南アジアの女性を用いるのは問題視されるが、貧困女性であっても「白人」の利用は免責される文化的状況について説明。
  • Yoshie YANAGIHARA, 2021 “The Practice of Surrogacy as a Phenomenon of ‘Bare Life’: An Analysis of the Japanese Case Applying Agamben’s Theory”, Current Sociology, Vol. 69(2) , pp.231–248.アガンベンの「二重の締め出し」理論を用いて、代理母となる女性や生まれる人が、神の法からも人の法からも締め出された「ホモ・サケル」になっている構造を説明。
  • 柳原良江、2021、「代理出産における変遷――何が新しく何が多様なのか」、『家族社会学研究』、41-54頁。「多様性」の名の下で代理出産が肯定されている昨今の状況について、実際に多様性が進んでいる領域と、多様性と思われているが均質化が進んでいる領域について整理。

文化社会学(Cultural Sociology)

以下は、代理出産や卵子提供などの生殖技術とは関係はなく、文化表象の社会学的な分析に関連する文献です。


代表・柳原の文化表象分析では、以下の論文に説明した理解を基にアレグザンダー学派またはイェール学派による立場から文化表象を「社会学」の枠組みで分析しています。なお日本で現在「カルチュラル・ソシオロジー」全般を詳しく扱っている社会学者としては佐藤成基さんがいます。またアレグザンダー学派を始めカルチュラル・ソシオロジー内の学派分類も佐藤成基さんの論文に詳しく掲載されています。(佐藤先生は理論社会学者で、文化社会学のHPはこちらです)。

  • 柳原良江、2016、「カルチュラル・ソシオロジーの系譜と構造解釈学派――質的研究における理論枠組み要請への応答として――日本社会学理論学会」、『現代社会学理論研究』、第10号、102頁~114頁。
     上記論文で用いた論文の一覧
  • 赤川学,1999,『セクシュアリティの歴史社会学』勁草書房.
  • ――――,2009、「言説分析は、社会調査の手法たりえるか」,『社会と調査』,第三号,52-58頁,社会調査会.
  • Alexander, Jeffrey C. & Bernhard Giesen, 1987, “From Reduction to Linkage: The long View of the Micro-Macro Debate”, The Micro-macro Link, Berkeley: University of California Press.( =1998、内田健・圓岡偉男訳「序章 還元からリンケージへ――ミクロ‐マクロ論争史をふりかえって」、『ミクロ‐マクロ・リンクの社会理論』新泉社.)
  • Alexander,Jeffrey C., 1990, “Analytic Debates: Understanding the Relative Autonomy of Culture”, Culture and Society, New York: Cambridge University Pres.
  • ――――, 2003, The Meanings of Social Life: A Cultural Sociology, New York: Oxford
  • ――――, 2005, “Why Cultural Sociology Is Not ‘Idealist’: A Reply to McLennan”, Theory, Culture & Society, 22(19).
  • Alexander, Jeffrey C., Ronald Jacobs, & Philip Smith, 2012,“Introduction: Cultural Sociology Today” , Jeffrey C.Alexander, Ronald Jacobs & Philip Smith (eds.), The Oxford Handbook of Cultural Sociology, New York: Oxford University Press.
  • Back, Les, Andy Bennett, Laura Desfor Edles, Margaret Gibson, David Inglis, Ronald Jacobs & Ian Woodward, 2012, Cultural Sociology: An Introduction, West Sussex: Wiley-Blackwell.
  • Geertz, Clifford, 1973, Interpretation of Cultures 2, New York: Basic Books.
  • Cordero, Rodrigo, Francisco Carballo & José Ossandón, 2008, “Performing Cultural Sociology: A Conversation with Jeffrey Alexander,” European Journal of Social Theory, 11(4): 523–542.
  • Emirbayer, Mustafa, 2004, “The Alexander School of Cultural Sociology”, Thesis Eleven, 79:5-15.
  • Hays, Sharon, 1994, “Structure and Agency and the Sticky Problem of Culture”, Sociological Theory, 12: 57-72.
  • Hall, John R, Laura Grindstaff, & Ming-Chang Lo, 2010, “Introduction: Culture, lifeworlds, and globalization”, Handbook of Cultural Sociology, Routledge.
  • Inglis, David, Andrew Blackie & Robin Wagner-Pacifici, 2007, “Editorial: Sociology,Culture and the 21st Century”, Cultural Sociology, 1(1):5-22.
  • 井上俊・長谷正人,2010,『文化社会学入門――テーマとツール』ミネルヴァ書房.
  • 亀山佳明、「文化社会学」、日本大百科全書(ニッポニカ)、(2015年1月5日取得、https://kotobank.jp/dictionary/nipponica/)
  • Lamont, Michèle, 2000, The Dignity of Working Men: Morality and the Boundaries of Race, Class, and Immigration, Harvard University Press.
  • 前田泰樹・水川善文・岡田光弘,2007,『エスノメソドロジー――人々の実践から学ぶ』新曜社.
  • Marshall Battani, David R. Hall, and Rosemary Powers, 1997, “Culture’s structures: Making meaning in the public sphere”, Theory and Society, 26:781-812.
  • McLennan, Gregor, 2005, “The ‘New American Cultural Sociology’: An Appraisal”,  Theory, Culture & Society, 22(6): 19-29.
  • 大野道邦,2011,『可能性としての文化社会学:カルチュラル・ターンとディシプリン』世界思想社.
  • 佐藤健二・吉見俊哉,2007,『文化の社会学』有斐閣.
  • 佐藤成基,「文化社会学の課題――社会の文化理論へ向けて」,『社会志林』第56巻第4号2010,93-126.
  • 盛山和夫,2004,『社会調査法入門』有斐閣.
  • Smith, Philip, 1998, “The New American Cultural Sociology: an introduction”, The New American Cultural Sociology, Cambridge University Press, New York.
  • Smith, Philip & Alexander Riley, [2001] 2009, Cultural Theory: An Introduction,  Blackwell.
  • 鈴木聡志,2007,『会話分析・ディスコース分析』新曜社.
  • Swidler, Ann, 1986, “Culture in Action: Symbols and strategies”, American Sociological Review, 51 (April):273-286.
  • ――――, 2001, Talk of Love: How Culture Matters, The University Chicago press.
  • Tavory,Iddo & Ann Swidler, 2009, “Condom Semiotics: Meaning and Condom Use in Rural Malawi”, American Sociological Review, 74: 171-189.
  • Turner, Victor, 1982, From Ritual to Theatre: The Human Seriousness of Play, Performing Arts Journal Publications.

生殖技術全般

生殖技術に関するトピックのうち、サブカテゴリーとして纏めていないものをとりあえずここに記しておきます。サブカテゴリーが出来た場合、順次そちらに移していきます。(2019年10月13日)

遺伝子改造・新優生思想関連

金森修、2005、『遺伝子改造』、勁草書房。

Allen Buchanan, Dan Brock, Norman Daniels & Daniel Wikler, 2000, From Chance to Choice, New York, Cambridge University Press. (金森修が『遺伝子改造』で触れた『偶然から選択へ』)

瀬戸山 晃一、2004、「遺伝子医療時代における倫理規範の再検討と法政策 ―生殖の自由・優生思想・遺伝子研究・遺伝子差別と平等・分配的正義」、『医療・生命と倫理・社会』、vol.3, pp.90-111. (『偶然から選択へ』の論点に関する議論)